2008年個展 『山本祐司展 -書の輝き 大和の墨づくり-』 2008年10月9日~12日 安城市民ギャラリー 後援 安城市 安城市教育委員会
2008年10月、
愛知県にて3回目の個展を開催。
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2008年の新作、
漢字、仮名、刻字、篆刻、調和体など、
40点以上の作品を展示しました。
会場中央の黒い道具は、
固形の墨を作るための道具です。
煤と膠と香料を練り混ぜ、 天秤で重さをはかり、 木で作られた型に入れ、 押し寿司のように締めます。
半紙や色紙などの小さめの作品を
数多く展示し、すっきりとした
上品な会場にしました。
和風の額だけでなく、
ちょっとしたインテリアになるような
洋風の額にも仕立てました。
一番大きな作品は、
高さ3.5m×幅80cmの
長条幅です(写真はありません)。
実際の工程を
写真パネルと説明文で
紹介しました。
墨は秋から春にかけての
気温の低い時期に造られます。
さまざまな型で作られた墨です。
ここに紹介した墨は
あまり古いものではなく、
昭和年代のものが多いです。
今回の展示では、江戸時代より
200年の歴史を誇る奈良の老舗の
墨運堂さまのご協力を得ました。
今後とも一層の努力をし、
よりよい作品を制作していきたいと
思います。
ご来場の皆様に
厚くお礼を申し上げます。
(右) 天秤で 重さをはかる (上) 木製の型に 墨を入れる (左) 圧をかけて 墨を締めて 成形する